2011年06月28日

ちうごくほてほて。東北部。その6

 今日は朝から電車に乗って再び長春に戻ります。
 駅にて初めて日本人のツアー客を見る。うわあ、なにか新鮮です…日本語だよ…。
 待合室でちょこんと座って改札が始まるのを待ち、改札は怒濤の勢いで切り抜ける!やればできる私!
 ……車内で警察が巡回に来たときは慌てましたけど。中国や韓国では18歳以上の成人になると、個人のIDカードを交付されるそうです。中国のはバーコード付きで順にバーコードリーダで照らし合わせてました。こういうときはパスポート。しかないから。両隣の中国人に、最初切符を取り出して、違う違うとジェスチャーされました。ありがとう…ほんとびっくりしたよ…。

 それにしても、飛行機といい、電車といい、中国の人たちはとにかく荷物がすごい。もちろん、電車といってますが、寝台だったり新幹線だったりの長距離移動用のものばかりですから、やっぱり農村から街に買い出しに出かけている人が多いんでしょうが……。その荷物のでかさが大人一人入っていてもおかしくないー。袋もずた袋だったり、なんだかえらく先進的なところと、急成長に取り残されているところと、を目の当たりにした気分でした。
 そしてそのでかさの荷物が、飛行機や電車の荷物をおく棚に入るマジック。それ伸縮でもするんですか…?

 さて、ホテルで再びSさんと待ち合わせ、私の無事を確認しつつ。笑。今日は満州の皇宮博物館へ向かいます。こちらでの正式名称は偽満皇宮博物院。
 アクセスのためのバスが見当たらないので(とにかく駅前はバス停の種類が多い!)ここはタクシーを捕まえるか…。うう、蘇る初日の悪夢。そして何より中国でのタクシーの運転手さんは気紛れだから止まってくれるとは限らない。
 どうにか、こうにか捕まえたタクシーの運転手さんは無口で助かったー。いや、私も勉強しました。タクシーで日本人とばれると後がややこしいので、ひたすら黙る。一切喋りません。

 そんなこんなで皇宮博物院に到着。本来のタクシーはメーター制なので毎回値段交渉するわけではないのです。

溥儀皇宮.jpg

 入ってみるとまずは乗馬する場所があります。馬!馬かわいいよ馬!そしてトイレがこれまでの施設の中では格段にきれいだったそうです…そうだよな…どっかの駅の待合室では、私トイレの個室には行ったところを引きずり出されて、娘連れたおばちゃんが入っていったんだぜ…<トイレの環境と関係ない。
 満州国の歴代大臣の肖像なんかありましたが、満州族よりも蒙古族のほうが多い感じ…?
 中庭など、とても花がきれいでした。よく整備されているなあという感じ。この博物院はラストエンペラーの撮影にも使用されたそうですね。すごく雰囲気が厳かな感じ。ただ、たまに置いている蝋人形は余りに本物っぽくって怖かった…。
 東清鉄道のSLなんかも展示しています。
 それにしても、この建物の中で皇帝は心の安まるときがなかったのだろうなあと思うと。皇帝の末路は確かソ連の強制収容所でしたっけ…。

 しみじみしつつ、再びタクシーを捕まえる。さあ、ここからSさんの戦いの始まりです。どうやらその運転手さんは私たちを韓国人と思いこんでいたそうです。というか、聞かれたときとっさにSさん、「そうです!」と言ったとか。そしたら例の「小日本」とかいわゆる日本嫌いをぽろっとこぼしたそうなんですね!

「もう一人の方は中国語しゃべれないのか〜い?」

 私、とにかくにこにこ無言。

「そうなんですよー、私がちょっとだけしゃべれて。」
「そうなんだー。中国と韓国は仲良くしないとね!そういえば、韓国語でこんにちは、ってなんていうの?」
「アニョハセヨ〜」

 Sさん、心の中で頼むから早く目的地に着いてくれと、冷や汗だらだらだったらしいです。そして無事勝利。

「謝謝〜……か、勝ったよ私…。」
 そこで初めて事情を知りました…。<のんき。

 降りたのは文化広場です。丁度桃が満開に。桃園の誓いですねわかります!日本みたいにビニールシートが広げられ酒盛りする団体もなく、ゆっくり眺めることができます。ええのう、花見とはこうあるべきよね。

 そこからちょっと横の道に入って、北朝鮮直営のレストランへレッツゴー!

北朝鮮レストラン.jpg

 ……ちょ、かなりどきどきなんすけど。
 北朝鮮が外貨獲得の為に、設立しているレストランで、なんでも従業員は北朝鮮でも上流階級の子弟ではないかという。チョゴリ姿で給仕してくれるのですが、かわいー子ばかりでした。選抜も厳しいんだろうな…。だいたい2年ほどのサイクルで人が変わるらしいです。なんといってもこの長春、金正日氏が留学していたとか。北朝鮮にも近いし、あっても不思議はないよね…。
 料理のメインの肉は狗。はい、狗肉でございます。

犬肉.jpg

 とにかくメニューの多さに圧倒されるんだけど、大半は狗料理。私は狗肉は初めてなので、とりあえず、炒めてタレがかかっているものにはずれはないだろうと、一品選び、あとは北朝鮮風の寿司、豆腐のチゲを注文。
 お店の内部は、お客さんのいるテーブルのところにだけ明かりをつけていたので、若干暗い感じ。
 さて、きましたよ、狗肉の炒め物。いただきまーす!……ううむ、まずくはないんだけど、歯ごたえと味がイメージの中でちょっとずれがあって矯正できない…。肉自体は柔らかいけど弾力があって、けっこう噛みきるのに苦労しますね。味は私には初めての味だったので形容のしようがない…若干臭みがあって、でも味自体は割と淡泊。とにかく、私の中では不思議なものを食べた、という感じ。肉にしては淡泊すぎるのは確かです。
 北朝鮮風寿司は具が野菜中心。で、ご飯に味が付いています。Sさん曰く、オリーブオイルとか。でもそんなに油こくなくてぽいぽい口に放り込めました。
 チゲは文句なく旨かった!味噌ベースと思われますが、その味噌自体が独特な感じ。こってりしているというか。さほど辛くなく、食べやすかったですー。

 これですべての旅程が終了しました。ホテル前でアイス買ったり、羊肉の串焼き食べたりしながら、Sさんとお別れ。
 うおおおん、寂しいよ〜、何より明日空港に一人で行けるか不安だよーん。(街から空港まで車で1時間)いえ、一応ホテルのフロントにSさんがタクシーを手配してくれていたのだ、大丈夫!
 なぜ、ここまで不安になっているのかというと、長春空港発が8:00なんですよね。つまり2時間前には空港に。どう計算してもホテルを5時には出なければ…電車すら走ってないわあああ!この飛行機の出発時刻はなんとかならんのかーい!

 そして朝。5時前にホテルのフロントに行くと、フロントで寝袋にくるまっておねーちゃんが寝ています。入り口に運転手らしき人が…おろおろしてると、その人がフロントを起こしてくれました。
 一応前日にメモ用紙に書いておいた「長春龍華空港」の簡体字を見せると、おおー、俺だこっち来い、とその人が。で、フロントの方はまた寝ようとするのですが、ちょっと待て!デポジット返せ!このホテルでは200元のホテル代に対し100元のデポジットを要求されるんですね。ちょっと!私ホテル汚してないよ!でもフロントの人は手をひらひらさせ…ああ、部屋を確認する人がいないのか。泣。
 時間もないし、デポジットは泣く泣く諦め、タクシーへ。こちらは追加料金を取られたりしなかったから、ちょっと安心。
 朝ご飯にソーセージを食べつつ空港が業務を開始する様を眺めつつ。あーこれで中国旅行終わりかー。また来たいなー今度は三国志ツアーとか!と全く懲りていなかったのでした。
posted by みなと at 19:58| Comment(0) | てくてく・中国篇

2011年06月19日

ちうごくほてほて。東北部。その5

 かんかんに晴れています。昨晩着いたときは雨が降ってたのになー、とぼーっと考えながらバイキングのお盆をとって、おかずを何種類か乗せて…それにしてもでかい皿だな…皿?ぎゃあああああああああ!<寝ぼけすぎてお盆にお皿を乗せ忘れ、お盆にぼとぼとおかずを乗せていた。
 ショックのあまり10時頃まで部屋で寝込んでました。

 さて、気を取り直して。
 ハルビンです。午前中は極楽寺へ向かいます。地図を見て、ははん、歩いていけるな、と思いましたが、あとでよくよく見ると4キロ近かった……。
 紅軍街をくだり、紅博広場から東大直街を突き当たりまで歩いていきます。
 途中、ウクライナ寺院やプロテスタント教会を見ることができます。ただ、現在すぐ前の道路が工事中らしく、ベストポジションで写真が撮れないのが切ない!!絵も描けないやん!プロテスタント教会は近づく方法がわからず諦めたのですが、ウクライナ寺院のほうは、工事区画のなかに入り口が作ってあったので敷地に入り込めました。
 社会主義って基本的に信教の自由がないはずだけど、こういうところに信徒がいたりするのだろうか…建物自体はきれいにされてしました。中には入れなかったのですが。
 それとも、観光用と割り切っているのか…、この二つの建物は同じキリスト教ではありますが宗派が異なるのに、申し合わせたように緑の屋根に赤茶の壁面なんんですよね。

 極楽寺に到着するころには、目が点になってました。うん、思ったより距離あったね…。極楽寺は東北四大寺院の一つだそうです。中華民国時代というので、さほど古刹の名所という感じはなかったなあ。現在も熱心な信徒の方々がお参りにきているというか…あの日本のとはことなる棒のような線香持って。あれ、社会主義的には仏教はいいの、か?そういえば、ずたぶくろを持ったお坊さんも幾人も見かけましたからね。

極楽寺.jpg

 極彩色度が故宮よりもいくぶん柔らかいと感じたのは気のせいかな。笑。
 寺を出てすぐ横が元ロシア人墓地跡で今は遊園地になっています。そういえば、浮屠塔の横に視線を移せば観覧車が見えるというなんともシュールな構造でした。

 一旦ホテルに戻ってお昼寝。暑さが幾分ましになった頃、また動き出しました。
 今度は線路を越え、街の北側へ向かいます。人の間を縫うように繁華街を抜けると、急に視界が開けて、聖ソフィア大聖堂が現れます。とても荘厳な建築物でまさに絵になる圧倒感。もともとはロシアの正教の建物で、今は中は昔のハルビンの様子や、模型などがところ狭しと陳列されています。これが見たかったんだよ!ハルビンはほんと異国情緒に溢れていますねー。
 ……しかし…。

聖ソフィア教会.jpg

 この大聖堂周りは広場になっていますが、それを取り囲むようにショッピングセンターが立ち並んでいて、どう撮っても背景に現代的なビルが…いや。それはまだいい。
 どう考えても大聖堂にスピーカーが付いている。そこから大音量で音楽を鳴らす意味はあるのだろうか…?そして時間が16時丁度になると勇ましい中国の国歌のような…いや人民軍の歌なのかな…?がどどーんと流れだし、それに合わせて、広場の噴水がびよーんびよーんと高々と噴きあがるのには本気で肝を潰しました。
 ……ここ、教会だよね?静謐さを求めるには向いていない場所です。

 そこから中央大街へ向かいます。ここには帝政ロシア時代の建築物が数多く残されているというので、ゆっくりスケッチ散歩でもしようかなーと、もくろんでいたのですが。

 無理ゲー。

 実は、これら建築群は現在一大ショッピングモールとなっているんですよね。たぶん、ハルビンでいちばん賑わっているんじゃないかな。建築物はほぼ全部ホテルや衣料品店に改装されていて、建築斑自体は保存されているのですが、とてものんびりスケッチと座り込めるような人出ではなかったです。
 それでも建築物の見学自体はゆっくり楽しみましたー。アールヌーボー調というのでしょうか、色使いやら形やら斬新でしたね。中国にいるというより、ほんとロシアに行るみたいだ。
 あんまりに暑いので露店で売っていたバニラアイスと舐めながら、通りを行ったり来たりしていました。実はガイドブックに「ここのアイスはおいしい!」と書いている店があってそこで食べたかったのですが、そして店を見つけたのですが、注文方法がわからないと後込みして撤退。あああ、今にして思えば旅は一時の恥と入ってみればよかったああああ!とそこだけ心残りでした。
posted by みなと at 21:56| Comment(0) | てくてく・中国篇

2011年06月18日

ちうごくほてほて。東北部。その4

 だいぶ足に疲れがたまってるなーと思ったら、マメが四つほどボコボコできてて超涙目。
 さて、今朝は大連から一路、沈陽に向かって電車に乗り込みます。朝から乗車の戦いに疲れはて<大げさ。電車で四時間の道中、半分以上記憶がありません。たぶん涎垂らして爆睡していたものと思われます。
 起きてからは、ひまわりの種を二人でひたすらぽりぽり食べてました。いや、これがなかなか癖になる味でして。なんだろ、炒っているんでしょうね、香ばしい味がするの。皮を歯で砕いて中身を食べるんですが、中国人はこの一連の動作を一秒でやってのけます。ぽい、がり、ぺっ、的な。はい、歩道にはひまわりの種の皮の残骸がびっしり詰まっている区画もあったりします。ガム感覚なんでしょうね。

 さて沈陽到着です。
 ここでの目玉は故宮ですね!中国最後の王朝・清ですが、これは漢民族ではなく満州族が建てた国です。清が建国されて、当時の王朝・明との間に熾烈な戦いが行われるのですが、その末に清の摂政ドルゴンが北京に入場するまで、ここに清の王宮が置かれていたのです。

瀋陽故宮.jpg

 さすがに北京の故宮の広さに比べたらこじんまりとした感はありますが、十分にでかい。
 個人的に好きだったのは、大成殿と十王亭の並びでしょうか。この十王亭の並びは、清の軍事制度の八旗制を元に構成されているそうです。建築物自体はシンプルですが、皇帝が式典を行う大成殿を守るように八旗が控えているって、これ擬人化したらもえないか?<おまえだけだ。
 ちなみにここは世界遺産に登録されているとのこと。
 私にとっては迷宮でしかないことろで、途中地図を見ても自分がさっぱりどこにいるか把握していませんでしたが、Sさん完璧。よかった…これで世界遺産から出口がわからなかったために、餓死死体発見という事態にならずにすんだよ…アリアドネのの赤い糸が必要すぎる。

 昼もかなり回っていたので、よれよれとお昼ご飯に餃子専門店の老辺餃子館というところに入ります。180年間守り続けている秘蔵の味らしいですぜ旦那。
 普通のノーマルなものと、蟹餃子を注文したのですが、やっぱり待ちます。苦笑。きっと蟹を海まで取りに行ってるのさ……。味はかなり濃厚です。皮がまずもちもちしてて、中の具の味もがつんときました。うお、マジで蟹味だよ!やばい旨い。
 実は焼き餃子も注文していたのですが、ひととおり食べ終わって、さらに30分かかりますーと言われて諦めました。まあ、かなりの量でしたしね。にしても、フロアの人数に対して厨房の人数が足りないのか、ここはそれも中国式と言うことで。
 それにしても、「トイレ」という単語が通じなくて往生しました…泣きかけながら、両手をこすりあわせて手を洗う仕草をしたら通じましたが。こういうとき、トイレのジェスチャーって地味に困る。笑。

 再び駅に向かってよたよた歩いていたのですが、今日はバックパックを担ぎっぱなしでそのうえ足のマメが…という事態になり、スーパー的なところで休憩…と、吉野家があるうううう!
 そうして吉野家を覗いてみたのですが、あれですよ、吉野家は殺伐としているべき場所じゃないですか。牛丼かっこんだら帰れ的なところでしょ。そんなところに何故アイスケーキなんてしゃれたものが鎮座ましましているのかと。コールスローサラダではなく、シェイクするような洒落たサラダがあるのかと。紅茶とかコーヒーとか売ってるよママン。
 どうやら、中国的吉野家はファミレス的展開をしているようですねー。なんだか落ち着かないなーと思いつつ、アイスケーキをぱくつく。うお、なかなか甘みが利いてておいしい。
 まったりと過ごした後、再び沈陽北駅へ。さて、ここからが試練です。私はここからハルビンへ向かいますが、Sさんは授業等の都合上、途中下車するのです。ふおおおお、異国でまさに一人…!

新幹線.jpg

 というか、とった切符がなんと二人隣同士でなかったという。ピンチ!せ、せめて下車まではいろいろレクチャーを…涙。Sさんがいろいろ交渉した末、私の列に座っていた紳士が席を譲ってくれました。うわあああん、ありがとう!紳士だよ!息子の方は落ち着きなかったけど!<一言余計。

 そして途中下車していくSさんを見送り、一人切符を握りしめ固まる私。いやいやいや、終点だから!ちゃんと車内掲示板で案内されているからわかる!
 ハルビンに到着したのは23時頃。うわああああ、真っ暗だったら怖くて駅から出られないよお!とか不安におののいていましたが、中国の主要な駅前は、総じて明るいです。こんなに電力使って大丈夫か…いや、今の私にはありがたすぎる。
 ポン引きを早足でかわし、さんざん地図で確認していたホテルへ一直線……あれ、道路の中央分離帯に柵が建てられてる!!ちょ、渡れないやん!
 地下道をダッシュで走り抜け<暗かった。ホテルについてバタンキューでした。
posted by みなと at 22:45| Comment(0) | てくてく・中国篇

2011年06月15日

ちうごくほてほて。東北部。その3

 朝です。車掌さんの検札で起こされました。うぅん、もちょっと寝ていたいなあ……。

 さて、到着したのは大連です。

 満州国的には、中山広場はとにかく見ておけ。というくらい、この円形の広場をぐるり四方八方、全部満州時代の建物が残っています。満州時代の市役所、警察署、銀行、ホテル…。ここをぐるりと眺めているだけでもかなり楽しめます。よくこれだけ残ってたなあ…、一説には中華人民共和国が成立したときにはこれらの建物を破壊するだけの資金的余裕がなかったとも、建物自体が頑丈すぎたとも言われているそうですが。

中山広場から.jpg

 さて、ここからバスに揺られてオリンピック広場に行きます。目的は春餅という食べ物。もっとも開店時間にはまだ早かったので周辺を散策しつつ、豆乳を飲みつつ。そうなんです、ジューススタンドではなくて、豆乳屋さんがあるんです!しかも種類多い!そして熱い!容器がフニャフニャするものを支えながら、ストローでずびびび…熱ッ!!!!<熱湯。ひーはー言いながら公園でそれを飲み、落ち着いたところで開店時間にもなったし、行くぞ待ってろ春餅!

 あれ、開店時間だよね…?店員さん超マイペースに掃除したりなんか怪しげな食材を厨房に運び入れたりして、あの、めにゅう…。
 春餅というのはうすーい皮のようなもので、その間におかずを挟んで食べます。
 おかずを二品ほど注文して、さて待つこと……待つこと………これはあれか、今野菜の種を植えて発芽を待っているところか。ひよこが鶏になって卵が生まれるのを待っているところか。等々ふたりで言っていると、徐々に広い店内もお客さんが集まりだし、そしてついにきた!注文したのは卵の炒め物と麻婆茄子。

 旨ッ!!!!

 間違いなく今回の旅行で一二を争う旨さでした。ちょ、茄子のとろけ具合が、卵のこんがり具合がやべええええええ!そのままでもうまうまでしたが、これを薄い春餅に挟むとうむ!生春巻きのようでいて香ばしいこの感じは何だ!もちもちもしてるし、いくらでも入るー!
 とはいえ中国料理です。もともと多人数で食べることを前提に作られているので、量がハンパない。これを…残すのか…血涙。
 と、思いきや。中国では割と余ったご飯は持ち帰りように詰めてもらえるんですね。何その親切設計。ということで余ったものはお持ち帰りで。

 ちょっとお腹を落ち着けるために、人生初スタバしました。スタバなんか怖くて日本で入ったことがないんだよ…<どういう。そこでまたーりしたのち、再びバスで大連の中心地に戻り、旧ロシア人街へ。
 ……うんきっと素敵な建物なんだろうに、なんで極彩色のバルーンがあたりを飛んでるのー。枯れた雰囲気が台無しじゃない…。中国では祝日や日曜日になると、セールでもないのにバルーンがあちこちに立ち並ぶそうです。どないやねん。この光景はまるで、神戸異人館の鱗の家をかっっこよく写真に収めようとしたら、クリスマスの実記にぶつかって、巨大サンタがあちこちに張り付いていたという絶望感ににてるな……。
 それでも街の中に入ればなかなか素敵な雰囲気の煉瓦の建築物が並んでします。いまではお土産物屋さんになっていますが。

大連ロシア人街.jpg

 日本書籍を扱っているという、永東書店さんにも行ってきました。ビルの中の一室を借りてやっているのですが、分量の割に品ぞろえがなかなかいいです。せっかくだからーと「ゲーテ格言集」を買ったのですが、うちに帰って唐木がつきました、これ、持ってたわ……。ま、これも旅の記念です。店長さんも人当たりのとてもいい人でしたよー。
 中国の本屋といえば、長春でも大きいところに入ってきたのですが、そこは荷物預けないといけない形式で…。私、バックパック担いでたんですね。退店して返してもらうときは、その荷物、男性と女性二人がかりでかつぎ上げてくれました。頑張れ中国青年。

 閑話休題。
 朝早くから動いていたので、まだ時間あるねー、ということで行くことは諦めていた、アジア最大の敷地を誇るという星海広場に。バスで2、30分ほどでしょうか。大連が海に面していた交易都市でもあることを、思い出させてくれます。
 広場へ向かうまでの一帯は一大アミューズメントパークになっていて、バンジージャンプに遊園地、水族館までありました。もっとも、水族館の前にいたイルカのオブジェはその、リアルすぎて怖い…特に歯が。ぶらぶら海岸沿いを歩いている人、三人乗りのチャリこいでる人もいつつ、洋風建築が次々建設されつつ。中国のパワーを見ているような。
 そして星海広場です。とにかくだだっ広い。としか言いようがない。それにしても、高層建築が数多くありましたが、どのくらいの高さなんでしょうか…雲間にビルの最上階あたりが隠れてしまうくらい。

 夜はお昼の残りと、百貨店で買い出したり日本から持っていった酒などを開けてぱーっっと過ごしました。テレビをつけるとメーデー記念の番組をやっていて、我が愛するアンディ・ラウとかがでてきてちょっと噴いた。ああ、コンサートのステージ衣装に比べたらこちらのほうが万倍かっこいいとおもうんだけどなあ……。あの美意識だけは理解不能。
 それにしても、宿泊した大連ホテルですが、ここは室内と言いサービスと言い、文句なし!でした。日本人宿泊客が多いのか、日本語ができるスタッフもいましたし。何より、次の日の電車の時間上、どうしても朝食が食べられないと訴えると、その分パンなどの軽食を買って用意までしてくれました…すごいよ!
posted by みなと at 20:11| Comment(0) | てくてく・中国篇

2011年06月01日

ちうごくほてほて。東北部。その2

 さて、朝が来て早速長春観光です。
 昨夜は暗かったしちょっとパニクっていたので気が付かなかったのですが、ホテルの目の前が駅でした。ぐるりとロータリーになっているんですね。そこを何車線分もわりと無秩序に車が走ってる。しかもどの車もクラクション鳴らしっぱなしなんじゃないか、というくらい賑やかです。その間をすり抜けるように歩いていく人民たちですよ。信号なんてありません。あっても誰も気にしてないし。

「バスに乗るので、向こう側に行きますねー。」

 はーい、向こう側……ってあの、すみませんこの車が走り込んでくる中を縫って渡るんですか!?うわーん怖いよおおおおお「ビッビー!!!」わあん、そんなに脅さないでよおおお!中国人民すげええええさすが雑技団の国だよどーやってアクセル踏み込んでる車の前を歩くんだよ。
 いやほんと、人々は走らないんですよね、車が目前に来ようとも。これ…慣れるのに三日はかかりました…。
 クラクションは、日本の「危ない!」とは違って「私が行きますよ。」という挨拶みたいなものらしいです。政府がクラクションを鳴らすことを励行しているそうです。……ああ、あれはイラっときて鳴らしているんじゃなくて挨拶なんだね…と理解すると良さそう。

 でもやっぱり私のようなチキンハートには結構こたえる。笑。なのでSさんにしがみついてました。

 中国のバスは乗車するときに料金を払います。どこまでいっても1元で乗れます。安!ちなみに、1元は日本円で言うと14、15円くらい。ただ、精算機のまえでもたもたしてると運転手さんに怒鳴られるし、後ろから押されちゃうので、乗るときには1元札を握りしめる必要があります。あれ、もし1元持ってなくて、5元札とか出した場合お釣り出るのかしら……?
 バスもご多分に漏れない運転なので、荒いですねえ。京都の市バスよりもうちょっと荒いかな?
 バス網が発達しているので、目的地に向かうバスを見つけるのが大変です、発着するバスが多すぎて。まさに京都だな!

 最初の目的地は南湖公園です。ひろびろー!もう少し季節が後だったら、湖面は一面の蓮に覆われていたんだろうなあという感じ。

南湖公園.jpg

 ぶらぶら歩いていたら、市民の憩いの場所なんでしょうね、保育園児っぽい子供たちが遊んでいたり、ちょっと林になっているところでは何匹もリスが走り回っていたり。桜の時期にはまだ早くて、黄色い迎春花?が咲いていたり、梅なんかも。そしてお馴染み太極拳に麻雀や碁をやっている人をぐるりと取り囲むように見ている人たち。

 のんびり〜っと過ごした後は、大阪で言うなら難波的な、繁華街の桂林路へ。わりと狭い道には露店なんかが溢れてます。また肉の焼けるいい匂いがするんだよねー。その日はかなり暑くて、アイスを買ってぶらぶら。

 昼食は火鍋っぽいものの中に、米粉でつくったうどんのようなものを放り込んだものを食べました。なんていうかね、一人前が土鍋の大きさとかね。でか!うどんもこれ一玉じゃないよね?!っていうくらい入ってました。しかもつるつる逃げるので、箸で捕まえるのはちょっとした戦いでした。しかし旨い…さすが世界三大美食の中国だぜ…うまいよー涙と鼻水出ちゃう<ちょっと辛かった。

 今回の旅行では、主に満州国の遺跡を見て回りたいなーと思っていたので、お昼から腹ごなしに歩きつつ、遺跡巡りを。

 なんとなくこのあたりはイスラム?ウイグルの人たちが住んでいるのかな、という一角を過ぎると突如どどんと国会議事堂が?!いいえ、満州国の国務院跡が現れてきます。建物はそのまま、現在は吉林大学医学部になっています。白衣のお兄さんもちらほら界隈を歩いています。中は入れないんですよねー、しょんぼり。

満州国国務院.jpg

 でもほんと重厚な建物で、私たちが見に行ったときには、結婚式の撮影会をやっていました。ちょうど、その日の暖かさで桃の花がかなり開いて、すごくいい眺め。
 ちなみに中国では「満州」ではなく「偽満州」という呼称がたぶん正式名称です。ほんとは建築物の一切合切を壊したかったんだろうけど…実際はリサイクルというか、国家が使用していますね。国務院の道路向かいには軍事部跡があります。こちらはやや厳つい感じで病院になっています。

 その二つの建物の間を抜けると文化広場に突き当たります。市民の憩いの場のようで、皆、老若男女、凧上げをしています。正月じゃないですよ?キャッチボールをしている人は居なくても、凧上げはしているんです。ジャージ姿の女子高生も、腰の曲がったおじいちゃんも凧上げ、しかもかーなーりレベル高いし!凧が米粒だよ!
 どうも、休日になると釣りに行く感覚で凧上げに興じるようです。広場の入り口には露店の凧売りもちらほら。ドラえもんらしき物体とかポケモンらしき物体とかもありました。巨大な蛸も大空を気持ちよさそうに舞っておりました…ってかなりでけえ!大人三人分くらいあるんじゃない?

 そこから外交部跡を遠目に眺めつつ、ほんとは入ってみたかったけど、なんか国の機関っぽくって入り辛かったの。ぶらぶら歩いていたら、なぜかこの地方には居ないはずのパンダの像が。うん、まあ…ちょっと不気味かわいい。
 その横手には日本のお城のような建築物が。ここは関東軍の司令部があり、現在は共産党委員会が使用しているということで、当然中には入れないです。人民軍?が入り口にたむろってますからさすがに突破はできませんね。苦笑。

 それにしても、長春は、満州国の中心だったこともあり、松が多く植えられています。あんまり中国ではみないので、不思議な感覚。

 満州時代の大通りだったという長江路に入ると、現在も繁華街になっているんですね。入り組んだ路地に入って、夕食になる婆餅、というものを調達。これはもっちもちのパン生地のようなものの間にミンチにした肉(たぶん羊)と香草かな?を混ぜたものを挟んで、両面を焼いたものなんですが、うまい!露店でその場で焼いているので、ほかほかぱりぱりです。
 ちなみにこの路地には、いわゆるおとなのおもちゃなお店がずらずらと並んでいたり…おいおい丸見えだよ…。

 今晩は夜行列車に乗るので、これから駅に向かいます。今回の旅程では、切符は全部Sさんに手配していただいているので、乗るのはらくちんだぜーと思ったら甘かった。約一時間前には駅に着いているのが無難です。なぜなら。
 まず、荷物検査があります。機械に通すのですが……ん?見張っている係員がいないぞ?おどしだけか!でもここでトラブりたくはないので、おとなしく荷物を機械に通します。納得行かねえ…。
 それから自分の切符を確認して、自分の乗る列車の待合室に入ります。ここでイスに座れるかどうかは早いもの勝ち。そして改札が始まるのを待ちます。
 改札が始まったら、戦場です。駅員さんが切符を切っているのですが、その一つか二つの改札に人民が我も我もと殺到します。あれです、満員電車から出ようとする感じのぎゅうぎゅう感。ここでお先にどうぞとかいっていたら乗れない!必死で私も体を押し込んでいきました。
 改札を突破したら、改めて自分の切符を確認。乗車は何号車か、ごとに分かれているので、別の車両から乗り込むことができません。チェックを受けて、無事乗車です。
 寝台は三段の一番下でしたが、思ったより窮屈じゃないー。ということでおやすみなさい!
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2011年05月28日

ちうごくほてほて。東北部。その1

 4月28日から5月4日まで、中国東北部へ行ってきました。初・ツアーじゃない海外旅行。ツアーだったら空港まで行ったらあとは添乗員さんが連れていってくれるさ〜という気楽さはあるのですが、今回は一人です。うえええん、心細いよおおお。

 ていうか中国語わかんないよおおおお<第二外国語中国語。

 中国へ留学しているオタクともだちのSさんを頼っての旅行ですが、長春空港で合流するまでは一人です。が、がんばる……<ほどのことでもない。
 関空から長春まで行くのですが途中、大連で乗り継ぎがあります。その間、お隣に座っていたのが歳の差カップルというか、うん、なんていうか、そんな感じ?という雰囲気でいちゃいちゃこらこらいやーん口に何か付いてるーv的な、うわあああああなんか居づらいー!機内食はお寿司でした。うん、たぶん世界的にはお寿司なのかも…この米冷凍してましたよね…。

 そんなこんなで大連到着で入国審査です。時が時だっただけにどうかなーと思っていましたが、放射能検査はなし。意外とすんなり行けました。
 機内へ戻ってみると、中国人率が一気に倍以上に。に、日本語が全くない…汗。

 大幅に遅れて長春空港に到着し、無事Sさんと合流。ほっこれで安心だー。リムジンバスに乗って市街地まで約一時間。中国!的なきらきらした電飾に目を当てられながら、終点まで着くと、タクシーの客引きが。
 Sさんが交渉の上、乗ることになったのですが、それからタクシーが一向に出発しないどころか、運転手さんとSさんの会話が次第に険悪な雰囲気に。結局降りたのですが、話を聞くと、始め5元と言っていたのに、日本人と分かると急に30元に釣り上げてきたとのこと。うわーそれはないわー、出たな中国名物(?)ぼったくり。ということはタクシー…あれ捨て台詞吐いていったのか…。

 まあ、とりあえずは。

 とり………ここはどこだ。泣。

 後に判明しますが、そのタクシーの言った現在地の名前まで間違っていたことが判明。黒タクか!しかもそんな曖昧なのに乗ったらそれこそ無茶苦茶連れて行かれたんちゃうん!乗らないで正解だったよ…。
 地球の歩き方をひっくりかえしーのしても分からず、途方に暮れる午後8時。

 ちょうどそこに二人組のお姉さんが居たので、Sさんが事情を話すと、一緒のタクシーに乗っけてくれて、ホテルまで送ってくれて、なおかつ「タクシー代はいらないよ〜。」と去っていったのです。うわああ、まじでありがとう!!!しょっぱなからたたき落とされたと思ったけど、ライフ0になりそうだったけど、回復したよ!!!

 ホテルの近くのファーストフード店で餃子を頼んで夕食。もちもちうまー。東北部は餃子が旨いらしいので、今回は餃子腹になって帰る気満々です。ふっふっふ、これからが楽しみだ〜。
posted by みなと at 20:14| Comment(0) | てくてく・中国篇

2011年05月17日

交地おつかれさまでした。

 あーんど、ありがとうございました!
 何がって今回の交地は末期アンソロに始まり、末期アンソロに終わるのですよ。ふははははは!我勝つる!!

 ………失礼しました。
 ということで、交地お疲れ様でした!またこちらのサークルにお立ち寄りくださいまして、ほんとうにありがとうございました!差し入れなどもありがとうございます、おいしく頂いている真っ最中でございますもぐもぐ。
 そしてそして、無事、三国志末期アンソロジー「青青柳色」発行の運びと相成りました。執筆者の皆様、また、チラシ作成(雨さま)、サイト作成(笹山ニッキさま)、表紙作成(高村さま)、本当にありがとうございました!!!(って主催なんにもしてねえな。)もう素敵な本ができたのはひとえに皆様のおかげでございますぅうう!アンソロをお手にとって下さった方々も、ありがとうございます!

 アンソロ通販は準備が整いましたら、またサイトのほうで告知いたします〜〜。

 さて。
 交地のために前日に東京入りしました。りっとんさまに遊んでいただきました〜。
 神保町で待ち合わせ、さくっと東方書店に当然のように繰り出します。今回は荷物増やさないよ、増やさないッたら…やっぱりなんか本抱えてレジに向かってるし…。それにしても東方書店さんはいつもレジの前に新刊があるのはどうかと思うのです。吟味できないじゃないですか。はっこれは考える暇を与えることなく買わせる手か…!!!ちくまの儒教の本が気になりました。うん、三国志やっていて、これを勉強してないって問題だよね…。いつか買う。
 それからみなとのリクエストで銀座伊東屋…の前に凮月堂でちょっと休憩。そういえばここって高村薫氏『レディ・ジョーカー』の主人公が自分の義兄にラブレター書いたトコだよね…<どうでもいい。二人でパフェをぱくつきつつ、携帯サイトへの誘惑がありつつ。笑。
 ついったではちょこちょこ呟いてますが、最近文房具熱がえらいことになってまして。伊東屋でもやっぱり散財モードでしたね!りっとんさんと二人でカランダッシュの水彩色鉛筆に魂抜かれました。やばいあれほしい…!!一巡りしたあと、再び画材売り場に舞い戻り、お買い上げー。うん、いつかこの成果をサイトに……!!!!
 そんな感じで一日遊んでいただきました。

 交地のあとは、雨さま、yushaさまと一緒に品川のアフタヌーンティでまったりまったり。途中で高村さまも合流し、衝撃の事実を聞きながらまったりまったり。返す返すも、みなとの飛行機の時間がうらめしい…!

 そういえば、空港とかで特に思うのですが、日本人のトイレにかける情熱って半端ないですよね。
 とかどうでもいいことを考えながら、帰路に着きました。ちゃんちゃん。
posted by みなと at 20:49| Comment(0) | くうのふたひ。

2011年05月08日

交地ナンバー。

 交地のナンバーはD31になります。
 三国志末期アンソロジーはこちらです〜。

 ……私個人の本は新刊なしで…既刊のみ持って行く予定です〜。
posted by みなと at 20:03| Comment(0) | くうのふたひ。

2011年04月27日

アンソロ入稿完了。

 三国志末期アンソロ、無事に入稿しました!
 執筆者の皆様、ありがとうございました!ふふふ、あとは交地の日を待つのみですよ!

 なにやらどたばたして告知サイトの方をいじるほうが追いついてませんすみません。平謝り。

 ではでは、このGWは中国の東北部にいってまいります!!!
posted by みなと at 22:07| Comment(0) | くうのふたひ。

2011年03月19日

業務連絡〜。

三国志末期アンソロジー執筆者さま

本日、送付先等についてメールを送らせて頂きました。
もし届いていない場合はこちらまでご連絡をお願いいたします。

かくいう私はこの三連休こそ遅れを取り戻したい!<やるやる詐欺。
ペン入れやりたい!<やるやる
トーンとか張ってみたい!<や

すみません、寝言です。いや、ペン入れは終わらせたい……。
posted by みなと at 21:03| Comment(0) | くうのふたひ。