ちなみに、昨年五月の黄金週間のときに中国大連に行った際に撮影したブツ。日本公開まで半年以上のブランクがあるのね……。

こんばんは、お久しぶりすぎて誰も見ていないだろうと思って、盛大にネタバレするよ!
ということで、『三国志英傑伝 関羽』を見に行ってきましたー。いや、みなとは末期に興味があるのであってどうしようかなあ、と思いつつ、やっぱり見に行った。レディースデーだったし!<最大の言い訳。
感想:予想外の萌え映画だった。
わりと関雲長には興味がないほうなんですが、(なんか優遇されすぎてて逆に敬遠してしまうというかね。)この関雲長はいける。劉玄徳の妻になる予定の女性が実は、昔想っていた人で、それを助ける為に殺人→故郷逃走とかね。その女性を守って千里行とかね!
あ、この映画は千里行がメインのお話です。なので曹孟徳と関雲長のかかわりが強調されている感じ。で、この二人が並ぶと、なぜか関雲長の方が小さい。えええええええありなんですか、うんそれもいいかも!外見でいえば、ヒゲもあんまりもっさもっさしてないです。割と普通。どの辺が美髯公なのかと問いただしたいくらい普通。そして全編通して基本甲を着ません。ひたすら地味な格好でマフラー巻いてる。
荀公達、許仲康、張文遠というメインどころも出てきます。張文遠がいやにイケメンだった。
ですが、それより千里行の行方に立ちはだかる刺客たちがね、(演義では五関の守将ですが、ここは創作がかなり入っている。)それぞれに自分には戦う理由がある!という感じなんですよ。個人的には王植がかーなーり、ツボでした。敵わないと知りつつ戦う文官。そう、武官じゃないんですよ!!しかも領民に慕われているとかねー。まあ、中国映画にありがちな、●●様!!とやけに群集が慕ってくるっていうあれも様式美の一つなんでしょうが…でもここだけはぐっときた。
そして最後の黒幕(?)との戦いのシーン、なんだろう、緑色っぽい林の中で刺客が襲ってくるというシチュエーションにデジャヴが……と思ったら、あれか『LOVERS』か。竹林とかそういった光景の中での戦いも様式美なんだろうか…。
あれかな、『レッドクリフ』的なものを求めていると、かなり感触は違うと思います。そんなにドハデなシーンがあるわけではないから。人間対人間のワイヤーアクションが好きな方は楽しめるのではないかと。あと、やっぱり悲壮感があるというかね。最初に救った命を…という場面もあるしなあ。
万人にお勧めできる映画ではないと思うけど(スカッとはしない。)、みなとはこういうテイストすごく好きです。アンディ・ラウの主演した『三国志』に通じるものがあるかなー。
うん、見に行ってよかったー。