2007年08月27日

50年振りらしいです。

『ペルシャ文明展 煌めく7000年の至宝』を見てきました。



……7000年かー、中国5000年すら軽く飛び越えましたね。さすが文明揺籃の地です。

西アジア文化圏の文物って大英博物館の一部とかでしか見れないから結構消化不良気味だったのですが、たっぷり堪能してきました。うわーん、イラン行ってみたいよおおおおお。



ヤギや羊などの角が極端に強調された文様や、酒盃などが多かったのですが王権の象徴だとか。これがまたかっこいいんですよ…。ですが、この石器時代辺りでみなと的にかわいくって張り付いて見ていたのは、『こぶ牛形土器』。口の部分が注ぎ口になっているのですが、なんかかわいい、抱き枕かソファにしたいー、という形でした。



大理石で作られたお皿があったのですが、これ、なんと赤の縞模様が入ったものです。すごくきれい。大理石って言ったら白だろうというイメージしかなかったのでびっくりしました。



動物は有翼のものがおおいですね。轡で有翼のヤギがありましたがこれはかなりかっこいい。青銅器だと思って見逃したらもったいないくらいです。

有翼といえばライオンですね。いっぱいいましたー。あまりたてがみは強調されないんですね。翼は様式化しているのか、どんな動物でも先がちょっと反り返っていましたけど、一枚一枚羽根が整然と描かれているのはすごくきれいですねえ。



アフラ・マズダ神が一体しか来ていなかったのは残念…そもそもゾロアスター教の遺物ってそんなにないのかなあ。発行されたコインの裏には火を崇めている図が多かったのですが。



今回の展覧会はイスラム色は全くありません。ササン朝ペルシャまでの文物なので。イスラム時代はこの後らしいです。こういった精密な動物を描いたり作ったりする能力が、偶像崇拝禁止によって失われていったのかと思うと、なんとも残念です。ああ、だからそれが植物文様に向けられて、イランの優美なタイルに昇華されていくのでしょうか。複雑だなー。



これだけのものが日本では飛鳥時代、中国では隋代までに完成されていたのかー。
posted by みなと at 12:36| Comment(0) | みるみる

2007年08月21日

とびたつ、そらをーこわさーれてーもー。

映画に行ってきました。

見てきたのは、『トランスフォーマー』です。ええ、もう、なんて懐かしいんでしょう!ロボット好きの血が騒ぐっ!

ということでブログタイトルは昔のアニメ版のサビ部分だったりします。



弟がいたせいでしょうか、みなとはメカを眺めているのは好きです。おんちだけど。

ゾイドとかね、もう大好き。あ、ちなみにアニメになった方じゃないです。あれは不可。初代ゾイドのほうですよ、大陸の半分を大統領である兄エリックが統治していて、残り半分を弟ゼネバス皇帝が帝国にして、覇権を争っているんですよ。あれはメカの精密さも凄まじかったですが、ストーリーもよく出来ていましてね……本再販か総集編か作ってくれんかなー。



はっ、話が大幅にずれていますね。

目的はコンボイ司令官です。赤いトラックが変形してロボットになるのですが、かっこいいんですよー…弱いけど。善玉のトップですよ。もう彼を見るために行ったとしか言えませんふふふ。

お、出た出た。



『私の名はオプティマス・プライム』←字幕。



誰ーーーーーーーーっっっ!?!

どう見たってコンボイやん!なぜ改名するっ!つーかあんたトラックのくせにコンテナはどうしたコンテナは!(ちょっと落ち着け。)



話のつくりとしては、前半はちょっとタルいかなあという感じですが、オートボット(善玉のほう)たちのかわいさで許せます。後半はかなり怒涛の展開というか怒涛の戦闘。ストーリー上の突っ込みもすべて押し退ける勢いです。変形シーンや戦闘シーンのCGのレベルの高さにちょっと感動。

そして泣けるくらいに主人公がへたれです。笑。むしろヒロインがヒーローですよ。

難を言えば人間側の組織が一つ余計な気がします。



個人的にはクオリティ高いコンボイ司令官(言い張るか。)が見れただけでもうーれーしーいー。
posted by みなと at 22:43| Comment(0) | みるみる

2007年05月21日

意外と多かった。

人が。…やっぱり有名なんだなあ足立美術館。



昨日は『足立美術館 横山大観と近代日本画の名品展』を見てきました。

足立美術館自体は二回ほどいったことがあるのですが、広い、とにかく広いとしか言いようが。展示作品数も多く、燃え尽きれますね、ええ。展示換えもよくやっているみたいですし、収蔵数は一体どれくらいあるのだろう…。



こういった出張展覧会は結構オイシイところ取りができるのがいいですね。狭いけど。

それにしても日本画って捉え方が立体ではなく平面なんだなあと思います。線と影によって構成される世界であり、余白を必要とする、という感じでしょうか。余白が奥行きというのは一見矛盾ですよねえ。おもしろい。



作品としては安田ユキ彦の「王昭君」がまた見れたのが嬉しいですねー。多分にヨコシマな動機(服とか模様とか)で見ていてごめんなさい…。や、でもほんときれい。

横山大観は「春風秋雨」の「秋雨」の方が好きです。雨の表現がすごいなあと。刷毛でざっと、精緻に描かれた紅葉の上に、容赦なく降らせる勢いが何というか。

で、みなとの最大の目的は、榊原紫峰のすずめー!!…絵の題は「雪空」です。でもほんとにかわいいんですよ。すずめが寒い中胸を膨らませて熱を逃がさないようにしてるように見えるのですが、なんていうか毛玉と言うか、掌でころころ転がしたくなるようなかわいさです。メジロの絵もあってそちらもふくふくしていましたが、やっぱりすずめの方がふわふわ感がちがう。この絵の前でじーっとしていたのでちょっと不審者っぽいですね。





それにしても季節柄、体温調節が難しいです。

晩御飯に当ったのか冷えたのか分かりませんが、夜にトイレをはしごして回るはめになろうとは…。家路に着くのに普段の三倍以上かかりました…。(最低。)
posted by みなと at 12:06| Comment(0) | みるみる

2007年04月28日

私は、美しい。

一昨日は『ロダン―創造の秘密』展を見てきました。タイトルはポスターの文句そのまんまです。



「このアオリ文、考えた人すげー。」とか友人と言いながら行ったら、アオリも何も、ロダンの作品タイトルそのままでした…。



展覧会自体は、ロダンの執念の集積のようでした。習作を何体も何体も作り上げるってすごいですよ。バルザックの像がそうなのですが、それだけ考え抜いた挙句に、注文主から受け取り拒否を喰らったそうです。



ロダンと言えば「考える人」ですが、あれ、地獄の門の一部だそうですね。他にも地獄の門のモチーフから単体作品を作っています。

なんというか、部分に拘る人なんでしょうか。手や足などの精巧さに比べて体が妙に小さいなと思ったり、完全に作られたものに興味がないというか。未完成に見えるものが完成品なのですねえ。おもしろい。

写実的な彫刻家はギリシア・ローマ時代の彫刻がまず目の前の壁になるように思うのですが、ロダンは完成された美を拒否したのかなーとか思ったり。


個人的には『三人のセイレンたち』と『眠り』が好きです。


彫刻の鑑賞って絵画とはまた違って面白いですね。前も後ろもぐるーっと見れる。特に今回の展覧会はガラスケースに入っていないものも多かったのですごく楽しめました。………さわりたかった…。
posted by みなと at 09:49| Comment(2) | みるみる

2007年04月21日

年二回じゃなくて通年して欲しい。

三顧の礼って、何回目が雪の日でしたっけ?二回目、です、よね…??


昨日は、白鶴美術館の春季展、『古美術鑑賞入門U』に行ってきました。
個人で蒐集した美術品を年二回公開しています。



お金持ちなだけあって建物も立派ですここはどこの華族さまのお屋敷かと。門を入ってすぐにある、「天壌無窮」が書かれた石ってなんなんだろう……。中庭にもでっかい灯篭がどどーんと。でも木が生い茂っていていい気持ちです。



さて、本題ですが。

屏風画など大きな絵画を飾れる場所が一箇所しかないため、期間中けっこう展示の入れ替えをこまめにしているのですが、ちょうど今展示されているのが、『風雪三顧図襖絵』八面、円山応挙筆


みなと的には、写生画の大家といわれる円山応挙だけでもきゃーってかんじでしたが、あれですね、三顧の礼って画題としても魅力的なんでしょうねえ。空間の奥行きや、それぞれの人物の表情も。考えてみれば三回目の時は孔明先生はお昼寝中でしたっけ。そら、描き甲斐もあるでしょうね。


で、この襖八面に渡る大作ですが、風雪吹き荒んでいます。その風を感じさせる木々の動きとかがとても細やかです。そして冷たい小川の上の橋を渡る三義兄弟が描かれています。

三義兄弟の顔ですが、関雲長は赤くないです。で、張益徳も黒くない。もっともちょっとだけどんぐり眼でしたが、いたって普通の人間です。うん、応挙という感じがする。

で、一方の孔明先生の草堂ですが、童子が一人、三人の姿を見てあっと驚いたような顔をしているだけで、孔明先生どこにもいません。それでてっきり二回目の訪問だと思って説明書きを読んでみると。



『応挙は三度目の訪問を描くに当って、孔明を登場させないことにしました。』うんぬん。



えっそうなの??

確かに劉玄徳の表情は明るいですが…書斎も人がいた雰囲気がなくもないけど…。

「絵を読む」技量がみなとにはまだまだ足りていないようです。がく。



他にも、様々な技法で作られた壺などの工芸品が展示されています。白地の上に黒の釉薬をかけて絵を描いて掻き落とす技法や、一度焼いた後、赤を際立たせる為に更に赤の塗料を塗って色が落ちないよう低い温度で焼いたり(金地も同様だったかなー。)。青磁の変遷なども興味深いです。唐代くらいまでは、青磁とは言っても黄みが強い、玉の色に近いものだったとは知りませんでした。宋明代になってやっとあの緑とも青ともいえる色合いになったんですねえ。

金で作られた仏板も縦横ともに5センチくらいなのに、えーっと菩薩が三体、飛天が二体、獅子がいて樹があって…とどんだけこの空間に入っているんだというくらいのものがあったり。



あと、勾玉!こちらは日本の出土品ですが倭の五王から下って古墳時代のものが展示されています。五個の勾玉を繋げている鎖は後で付けたものかなと思っていたら、兵庫鎖といって当時のものらしい…えっものすごく細い鎖なんですが。この頃にはそれだけの技術があったんですねー埴輪のイメージしかないです。びっくり。

同時代の伽耶?新羅?にも同じような技術でつくられたイヤリングなどがあるそうです。一緒に展示していたのでガラスに張り付いて見てました。(やめなさい。)



おもしろかったです。でもちょっと館内が寒いー。(換気していた。)
posted by みなと at 11:46| Comment(0) | みるみる

2007年04月15日

まだあった。

まだあった。
生田神社の桜です。八重桜は遅めなんでしたね。

はい、生田神社っていったら例の結婚のあれです。
昨日はまだ人が少なめでした。カップル率も低かったです。一時期はほんまにすごかった……。

今日は多いでしょうね、祭みたいです。きんきらなお神輿が出るはずです。行かないけど。人混みはちょっと…狭い場所ですから。
posted by みなと at 12:16| Comment(0) | みるみる

2007年04月14日

あーおーきーひかーりよー。

『蒼き狼 地果て海尽きるまで』、見てきました、レディースディに。(何日前ですか…。)


見に行こうかどうか果てしなく悩みましたが、モンゴルの大平原見たさにれっつごー。

…ああ、やっぱりいいですねどこまでも広がる大地に高い空ー!!モンゴル行きたいよう!

戦闘シーンも、城攻めと違って、真正面からぶつかり合って削りあう感じが出ていました。小細工利かない場所ではやっぱり数と物量なんだなあ。



えっと。で、肝心なストーリーのほうですが。

…ちょっとテムジンがいい人すぎるんじゃないだろうか……部族に裏切られて辛酸を嘗め尽くした族長がなんでそんなにピュアでいられるんだろうか…。みなとの見方が歪みすぎですかね。



あれです、みなとは昔に見たドキュメンタリー『大モンゴル』とモンゴル映画の『チンギス・ハーン』のイメージが強すぎたのが敗因かもしれない。んで、井上靖氏の『蒼き狼』。

どれも寡黙な支配者なんですよ。だから今回のテムジンの饒舌さに驚きました。



長子ジュチとの確執ももっと掘り下げて欲しかったなあとか、わがままです。でもジュチ役の子は懸命な感じがストーリーにはまってました。ボルテの「父上の為に闘いなさい!」って台詞はかなり凄みがありました。

うん、この映画は女の人たちが良かったです。



そういえばクランってみなとは井上氏の創作とばかり思っていましたが、史実上の女性なんですか?なんかそれに驚いた。韓国の女優さんらしいですねー。



衝撃度が高かったのは、津川雅彦氏ですか……神託を告げる声の調子に脱力したのはみなとだけか。や、巫術をこなす人間って、モンゴル世界では去勢された人だか両性供奉者だか…そんな人だから、あの声の甲高さは正しいだろうなとは頭では分かっているのですがっ。



主題歌は気に入ったのでまたレンタルしよう。(買えよ。)
posted by みなと at 12:08| Comment(0) | みるみる

2007年04月11日

よざくら。

よざくら。
きれいでしたー。
街灯に桜の枝が伸びて取り込んだ感じ。
幽玄です。この下で和服の美女が舞っていたら…………逃げるかな…。
posted by みなと at 19:56| Comment(0) | みるみる

2007年04月07日

さくらさく。

さくらさく。
この雨で散ってしまうのかなあ……。
岡本桜守公園にて。
posted by みなと at 16:53| Comment(0) | みるみる

2007年04月01日

完璧な世界はありうるか。

見たいなーと思って見逃していた映画、『ヒトラー最後の12日間』を見ました。



意識してなかったのですが、意外とヒトラー関連の映画を見ていることに気が付きましたよ。



●『スペシャリスト』…アイヒマン裁判のドキュメンタリー。アイヒマンはジェノサイドの効率的な方法を立案実行に移した、ある意味完璧な官僚。なんとイスラエルではこの裁判の一部始終をフィルムに残していたのだそうです。それを編集したもの。


●『モレク神』…神々の如く振る舞うヒトラーとその取り巻き達が人里離れた別荘(というか城)で繰り広げる狂宴。監督がソクーロフ氏です最近昭和天皇をテーマにした映画を撮っていましたね。とかく寓話的な物語で難解な映画なのですが、映像美は文句なし。


●『アドルフの画集』…画家を志し挫折する一方、扇動者としての能力を開花させていく若者ヒトラーの物語。ヒトラーの幻想画のスケッチ(後の第三帝国そのもの)を見、才能を認める画商がユダヤ人という設定がとても興味深いです。それが結末までもつれて行きます。


こういった斜めの視点からものばかり見ていたせいか、今回の映画はほんと真っ向正面からきたので、ある意味驚きました。

秘書や側近の視点から追い詰められていくヒトラーを眺めるような映画です。その空間の狭さに窒息しそうでした。

淡々とした映画です。


個人的には、エヴァ・ブラウンが何故それほどまでにヒトラーに寄り添い続けたのか、その心情がものすごく謎。不思議な女性です。

あとはゲッペルス(メディアによる扇動の先駆者。結局現代の政治家のメディア戦略とやらも彼の方法論の掌の上じゃないか?)とアイヒマン(「命令されたことを迅速に完璧にこなしただけだ」と裁判で言い放った。)ですか…。
posted by みなと at 13:53| Comment(0) | みるみる

2007年02月21日

えいがにいってきました。

『墨攻』見てきました。



さっき一時間もかけて熱く語った記事、送信中にエラー起こしたあげくすべてふっとびました。

ぶろぐじん、こんなエラー多発してるんですけど、他もそうなのかなあ。もう二度とあんなに語れないよー。



・みなと的燃えツボ満載。(ボロとかひげとか戦闘シーンとか。)

・戦闘シーンがローマ兵のようだった。(重装歩兵→弓兵→騎馬とか兜の飾り。)

・アンディ・ラウにうっかり惚れそうになった。

・それ以上に敵役のアン・ソンギが凄すぎた。役柄上、姜伯約がオーバーラップした。(勝てない、しつこい、死ぬまで勝負。)



そんな感じです。良かったよー泣いたよー満足。
posted by みなと at 11:11| Comment(2) | みるみる

2007年02月10日

障壁画。

昨日はひたすら食べ物の写真ばかり投稿していましたが、京都に行ったメインはそうではなくてですね、(『北山紅茶館』はメインの一つでしたが。)現在、京都国立博物館で開催されている『京都御所障壁画』展を見に行く為だったんですよ。

だって宣伝に使われているあの青い鳥(解説で鳳凰だと初めて知りました…。)の鮮やかさを見てると、気になって気になって。

見て初っ端の感想が、「やっぱり天皇さんの御座所の絵だけあっていいものばかりだなーつか、この保存状態のよさは何なんだ!」ほんとに発色がいいんですよ…驚きました。
『桐竹鳳凰図』も対になっている鳳凰のうち一羽は青の部分がはげていてもったいなーー!という感じでしたが、赤も青も緑もとても綺麗でした。

おもしろかったのは『朝賀図』でしょうか。正月に参内して天皇に挨拶をする儀式ですが、いまいち絵として浮んでなかったので「??」という感じだったんですね。それがあーこんな風だったのかーと。ちゃんと衣服の色も違うってことは身分も違うのかとかすごい被り物が正装なんだとか。本当にどうでもいい感想ばかりですみません。で、皆真面目に伺候しているのかと思いきやあちこちによそ見しているヒトタチが。その表情が全部違うんですよ。こういう日本人が日本人を描いたらなんでこんなお茶目なことになるんでしょう。

打って変わって、中国の故事から描かれた絵の人物の表情ってすんごく真面目。やはり聖王の故事から題材を採るせいでしょうね。てっきり治水事業に奔走するウ王の図かと思ったら全然違う故事だった時は己の不勉強ッぷりに凹み。(答え:『高宗夢ライ良弼図』)

個人的な好みでやっぱり風景画や動植物画に目が行くのですが、日本画を見て思うのは余白の美の凄まじさですねー。山や岩でも書き込んでいるようで、一筆で空間を分けてしまったり。はー溜息。

『錦花鳥図』という瑞鳥の舞う小品も素敵でした。極彩色の鳥がほんと綺麗。どんな細い筆使っているのかと。色彩に対する想像力の豊かさがすごいなー。一方で近代的な『芦二雁図』も押さえられた色数と、写実的な雁の一群がいいんですよ。羽の部分に釘付けでした。

で、またうっかり図録を買っていました。本棚に入るだろうか…。
posted by みなと at 14:19| Comment(0) | みるみる

2007年01月27日

ぼれろ。

昨日はなぜポートピアホテルにいたのかといいますと、コンサートがあったからなんですよ。



西本智実と大阪フィルハーモニー交響楽団によるニューイヤーコンサート。



西本氏のファンとしては行っておきたいと思いつつ、申し込んだのは今月という辺りが。席が残っててほんとに良かった…。しかもA席。前から四列目。はじっこだけど。

間近で見れるーーー!とうきうきしていったんですけどね、隣のおばさまがなんとも落ち着きのない人で、前のめりになっったり背もたれにもたれたり。すっっごく視界の邪魔。つーか西本氏が見えないじゃないかーーー!

こういう場合は注意していいものかどうか……。

やっぱり遠くても落ち着いて楽団総てを見渡せるB席のほうがいいかもしれないと、ちょっと思いました…。



さて、気分を変えまして。

構成は二部に分かれていて、曲目は、


第一部

●N・ロータ「ロメオとジュリエット」「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」

●G・マーラー「アダージェット」(交響曲第5番より)



第二部

●R=コルサコフ「スペイン奇想曲」

●M・ラヴェル「ボレロ」



アンコール

●チャイコフスキー「眠りの森の美女」よりワルツ





こんな感じでした。前半は映画音楽から、後半は爆発系。(その身もふたもない言い方…。)



西本氏が白の燕尾服というのははじめて見ました。あーかっこいい人は何着てもかっこいいなあ…。(トリップ中。)



みなとは映画音楽でゴッドファーザー大好きですが、やっぱり生で味わうと随分違う印象でした。CDなんかだと、なんていうか悲劇を予感させる感じですが、生オーケストラで聞くとマフィア一族の壮絶な興亡って感じ。とにかく重厚。



で、やはりこれですよ。

生「ボレロ」はいいっすねぇ最高ですよほんと。

徐々に渦を巻くように演奏する楽器が増えていくんですが、CDだと最初のほうが聞こえないんですよ。それが全部聞ける。低重音系はほんとお腹に響く。あのじわじわ感が、手に汗握るっていうか。



純粋に「おおおーーー!」と感動しつつ、「ボレロ」っていったら銀英伝…艦隊戦に使われていたのでそのイメージが……、それに三国志なら赤壁の戦いとかぴったりだーと思っている辺りもう病気。(泣)



それにしても、なんで西本氏の最近の演奏曲はDVDでしか発売されないんだろう。CDのほうがありがたいのですが。DVD聞こうと思ったらパソコン立ち上げなあかんやーん。



第二部がみなとの好きな爆発系だったので満足。えへ。
posted by みなと at 13:10| Comment(2) | みるみる

2006年12月03日

へいばよう。

昨日、『始皇帝と彩色兵馬俑展』へいってきました。滑り込みセーフ!!


入館早々、体験コーナーに目を輝かせて入っていきました。

だってコスプレ古代の官吏、もしくは女官の格好ができるのですから!みなとはもちろん官吏の格好ですよ?よたよたとてきとうに着物を着付けて、連の下がったかぶりものをふらふらさせながら、袖の下で手を組んではいチーズ。

それだけでご機嫌になれるなんて安い人間です。


展示物は秦漢時代の墳墓からの出土品が中心でした。

ですがやはり目玉は、始皇帝陵の俑です。大きさといい、写実性といい圧巻ですねー。そう大きさ。普通の人間よりちょっと大きい気がします。楽人俑の手を自分のと比べても、相当大きい。でも爪とかまで綺麗に造形されているんですよね。



今回写真などに使われている彩色俑ですが、ぐるっと一周してみて、ほんとに後ろまで手が抜かれてないなーと。でも気になったのが髪型。一体どこがどうなっている結い方なんですかそれは。三方から三つ編みがきてー、髷にまとめてーでもその髷も二段にお団子が……。????

なんていうか、お洒落さんということで。



漢代の俑になるとミニマムになりますね。写実的なものもあれば、技術の後退が著しくないか…というものまでいろいろです。

その写実的なものなんですがー…オールヌードで両手がない。どうも、布や革で作った衣服が着せられていたのではないか、ということらしいです。それらは腐ってなくなって、現在に至る、と。

…ギリシア彫刻のヌードはある意味美の追求の結果の写実ですから、肉体美!という感じなのですが、こちら漢代の俑は本当に写実的。貧相な体つきとかなで肩とか…それが壁一面にずらっと並んでいるのはある意味壮観なんですが。

目がね、いっちゃうんですよ。どうしても。うん。宦官俑のそれと比べて、あーとか思った己がちょっとバカかもしれません。


それにしても、秦代も漢代も、動物の造形はほんときれいですね。それだけ、工人にとって身近だったということでしょうか。



もうひとつ『江戸琳派 抱一・其一の粋』も見てきました。

なんか、細見美術館ってついふらっと行ってしまいます。


扇絵を貼り付けた屏風画とか、金地に描かれた植物絵とか、そういうのは先人の迫力を思えばちょっと物足りないな、と思いましたが、夜や雨を表現内に取り入れたり、墨一色で群生する植物を描き分けたり、というのはすごく綺麗でした。好みもありますけれども。苦笑。

個人的には灯篭の明かりのそばだけ紅く描き、他を墨で染めたもみじの掛け軸と、椿を中心に、梅が雪を被って空間に広がっていく屏風絵が好きかも。



しっかし、昨日の京都はさぶかった…。
posted by みなと at 13:57| Comment(2) | TrackBack(0) | みるみる

2006年11月27日

わすれてた。

『オルセー美術館展』見に行ってきました、先週土曜日に。

はい、たまさんが遊びに来たメインイベントはこれでございます。



最近の美術展は目録をペーパーでくれないんでしょうか。ここでは100円で冊子形のものを購入という形でした。微妙だ。やっぱり絵がないと解説だけでは買う気が起こらないかも…と100均以下の値段のくせに文句だけはつけてみる。



さて、肝心の展覧会ですが、始めは本当に普通…。人物画があり風景画があり。写実的な絵画から後期印象派(でしたっけ)の点描画まで。



それにしても点描画ってどういう絵なんでしょうね。画家が故意に対象を解体してあの絵になったのか、画家の目には世界がすべて解体されて見えるのか。モザイク画のようなもんかなと思っていましたが、実物を見るとあの執拗さはちょっと違う気がします。間近で見ると異様です。

そういえば、点描画を生で見るの初めてかも。



モネの絵も絵の具を重ねているというより積み上げているという感じ。至近で見ると、重厚さは分かるけど描いている対象物が何か分からないですね。そういうのはおもしろいです。



でもこの展覧会の真の面白さは後半にありました。



オリエンタリズムとかジャポニズムとか、あー異国趣味に影響された絵ねーとか思っていたんですが。その影響からさらにぶっとんだ画家達の絵でしたよ……。



幻想画は幻想画なんです。始めはどこかの宗教団体のパンフレットに載っていそうな、人類平和の図とか。夭折した子供たちが天国で遊んでいる絵はホント綺麗でしたが。

いっちゃっていたのが、だれかさんの(名前忘れました。)お墓の想像図。四枚のスケッチがあったんですけどね、画家は彼のことが嫌いなのかと思うほど、どうしようなスケッチが。頭蓋骨だけがイスに乗せられていたり、果ては誰がこんな険しい峡谷まで墓参りに行くんですかというようなところに宮殿が描かれていたり。

他にも「目の飛び出した頭蓋骨」とか。(これを絵葉書にした今回の展覧会の担当者はよくニーズを理解していると思います。すげぇよ。←買った。)一体ジャポニズムから何を学んだのだろう…………。



他にも未来の宗教のための神殿」という三作くらいの油彩画がありましたが、どうみてもこれは耶蘇教じゃないよなあと。
預言者の点描もありましたが、あれもキリスト教の聖人じゃないかもしれない……。



後半部分のような絵ばっかりなら図録買ったかもしれませんが、前半部分が無難すぎて…財布も軽かったので諦めました。残念。
posted by みなと at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | みるみる

2006年11月01日

りったいとへいめんと。

昨日は美術館はしごしていました。タイムリミットが11月5日の展覧会があったので慌てまして…力尽きました。



まず一つ目は『ルーブル美術館展』。昨年も来ていましたが、今回はギリシャ彫刻に的を絞ったものでした。



テーマを一つに絞るというのはとてもいいことだと、この展覧会を見て思いましたね。落ち着いてその時代の雰囲気を堪能できます。美術館展となると、なんでもかんでもバラエティに富んでいるのは良いのですが、見た後どどっと疲れてしまいます。落ち着いたルネサンス期の絵画を見た後、鮮やかな色彩の現代美術とか来ると、スペースもさほど広くない日本の特別展では、頭の切り替えが出来ないんですよね。なんだか千年の歴史が一気に流れ込んできて、処理オーバーするというか。



あああ、また、横道にそれすぎましたね。



で、ギリシャ彫刻はやっぱり服のドレープ表現が本当に綺麗ですねー。大理石なのに、触ったらふわりと綿の手触りがしそうですよ。あの襞に沿って触りたい触りたい、さわりたいー!!!とむーんと身を乗り出して見ていたら、係員さんから注意されました。ごめんなさい……。



肉体の表現も、血管が浮いているところまで彫り込まれているライオン像とか、背筋のラインが見事なアレス像とか、肉体フェチにはたまらないでしょうねー。(己を棚に放り上げて見ました。



みなとが一番お気に入りだったのは、青銅でつくられたニケ像。片羽がなくなっているのですが、これから飛び立とうとしているのか、それとも、着地しようとしているのかは想像の域ですが、その一瞬の動きとか服のはためきがすっごく綺麗だなあと。



…今更いうまでもありませんが、男性ヌード率高いですよね、ギリシャ。



で、もう一つは『若冲と江戸絵画』。まさに西洋の立面から、東洋の平面へ。日本画の帰国展系が増えて嬉しいですうふふ。



それにしても京都国立近代美術館の内部は兵庫県立美術館に匹敵する来館者への配慮のない設計だと思ったのはみなとだけですか。初めて行ったんですけど…。絵を見るだけで体力って相当消耗するのに、他でも消耗させてどうする。



若冲といえば、墨画の濃淡だけで描かれた勢いのある鶏画、というイメージがあります。でも鶏だけでなく、鶴なんかもすごいですね。強調と省略の大胆さがすごいとしか。一体若冲は絵を描いていたのか書を書いていたのかと思ってしまいます。



色彩に彩られた鶏のほうは、精密で華麗という言葉が合いますよね。いや、華麗というより豪華、かな。それなのにけばけばしさがない。なんか完璧すぎて、ちょっと近付きがたいのですが。苦笑。



ほかにも、若冲ではありませんが、達磨と遊女が服を交換して歩いていたり、飴売りの格好がおもしろかったり、江戸時代の画家って洒落がきいているなあ。遊女図ばかりだと飽きますが、それだけじゃないんだー。



だけど、この絵画展の途中に、よこおただのりを入れるのはどうかと。(一部屋丸まるよこおただのりのポスターだった。)あまりの蛍光色ッぷりに、一緒に行っていた友人ともどもなんだか力尽きました。よれよれとイスに座りましたとも、展覧会梯子休憩なしで来てた緊張の糸がぶっつり切れるには充分の破壊力でした…。嫌いじゃないんだ、でもタイミングが悪すぎます。

posted by みなと at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | みるみる

2006年09月16日

16にん。

迫力の子供の数ですね、骨は大丈夫だったのでしょうか出産にはカルシウムが相当子供にとられちゃうと聞いたことがあるのですか。



というわけで、知り合いがタダ券手に入ったよーと教えてくれたのでいってきました『マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展』。



名門ハプスブルク家の女帝でございます。(世界史でとても苦しみました恐るべき婚姻政策…)でも、本人は恋愛結婚だったそうですね、知らなかったです。子供は一人だけしか恋愛結婚認めなかったのに…。かのマリー・アントワネットのお母さんです。



家族の肖像画は圧倒でした。皆おんなじ顔だ…。11歳のマリア・テレジアの肖像画はすごく美人でしたが個人的には女帝になってからのふっくらさんのほうが威厳があって好きかも。



神聖ローマ皇帝の権標である、王冠・王笏・剣・十字架はさすがにレプリカでしたが、とにかく、王冠と十字架がこれでもかと言うくらい宝石がはめ込まれて豪華でした。騎士団のマントなども刺繍がこれでもかと施されて、眼がちかちか。



マリア・テレジアがオリエンタル趣味を持っていたということで、日本からの輸入品である長持ちもあったりします。あれにはびっくりだ。



やーすごかったです。



お茶は展覧会限定のザッハトルテを。うーん、王宮の味。(と言う気分)

posted by みなと at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | みるみる

2006年08月09日

ひさしぶりに。

展覧会に行ってきました。

『北斎と広重』展です。主目的は北斎の方です。



実は富嶽三十六景、全部は見たことなかったんですよね。たいてい教科書とかに載っているのは、どばーっと波があって奥に富士、とかですが、結構人々の生活の中に富士が描かれていて、みなと的には意外でございました。



展示されているのはほとんど版画だったのですが、これも近付いてみると刷り跡というか、木版で刷ってあるためか、紙の凹凸が見えたりするのが面白いです。

それにしても、版画とはいえ、北斎の緩急烈しい筆遣いは凄いです。繊細さと大胆さ、精緻さと余白が一つの画面にこんなに調和するんだー思うと感動。



広重の方は精密、という感じ。岩の表現とかは好きでしたが、水の流れは北斎が好みです。



今日は展覧会一個で力尽きましたがくり。
posted by みなと at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | みるみる

2006年07月30日

これって。

映画『ローレライ』をやっと見ました。



やっぱり役所光司はかっこいいですねえ無精ひげもお素敵です。(病気だ…。)



ですが、この映画、話が終わって暗転した後、エンディングロールが流れはじめる前にみなとの頭の中には「さらばーちきゅうよーたびだーつふねはー」と勝手に流れておりました。だって!どうみてもあの展開は「宇●戦艦ヤマト」でしょう!!



原爆投下まであと○分。→地球滅亡まであと○日。



一升瓶抱えたおやじがひとり。



ヒロインはソナー役。(いや、だいぶ中身は違いますが。)



たった一隻で何隻も同時に相手にし、かつ撃沈という奇跡の連鎖。



いつ「デスラーそーとーばんざーい」が出てきてもおかしくないと思ったのはみなとだけですか。コスモタイガー発進の心の準備はできていましたよ。



…まあそれはおいといて。



個人的には「やっぱりこわいんです。」って言って船を下りていく人がカメラを貰う場面とか(もう名場面だと思います、怖いと思うのは当たり前ですよ苦しんだろうなあと泣けた。)、球児になり損ねた青年の初めから最期までとか、そういうところがすきでしたね。

posted by みなと at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | みるみる

2006年07月12日

めまぐるしい。

映画でした。



『ダヴィンチ・コード』をみてきました。



長時間の映画でしたが中だるみはなかったですね、おもしろかったです。



ただ謎解きとしては、アナグラムとか暗号とか早すぎて覚えれないし。軽くパニックでした。字幕必死で追っかけてたら映像が見れない…。



映画が終わったら、ほんと疲れました。



それにしても、トム・ハンクス、完全に巻き込まれ役…ちょっと気の毒。

posted by みなと at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | みるみる