SFミステリ映画になるのかな?なんと全編ほとんど俳優は一人だけ+コンピューターのみという独特な世界のストーリーです。月に埋蔵されているエネルギーの発掘のため、会社から3年間の契約で、たった一人派遣された男の話です。外に出ることもままならない空間でたった一人だけの孤独。しかも地球との交信はトラブルのために叶わない。ある意味壮絶な仕事ですよね、これがもうすぐ3年の期間が終わるというときに起こった事故から明らかになる驚愕の事実――。
舞台自体は簡素です。月、そこにある基地の内部のみ。最近のSF映画にある舞台の派手さはないです。でも話だけでぐいぐい持ってくる。古典的なSFの問いを愚直に発している感じで、しかも最後に少しの救いがあるという感じですね。
なんだろう、光瀬龍の宇宙開拓史シリーズを思わせる閉塞感を思い出しました。とても面白かったです。
2010年05月29日
『月に囚われた男』。
posted by みなと at 19:55| Comment(0)
| みるみる
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