2010年05月15日

ばるとほてほて。そのさん。

Img_1232





 さて、中心地の後は、リトアニアでも郊外に点在する遺跡の観光です。

 まず向かったのは、ルコス湖の畔にある古城、トゥラカイです。この一帯は森の中に湖が点在していて、すごく綺麗…なのですが、あいにくの空模様で雨が降り出したりして寒かったー。

 橋を二つ渡ったところの小島に古城はあり、14世紀、ドイツのチュートン騎士団に対抗するために建設されたそうです。跳ね橋などを抜けると内部は小さな広場があります。そっかー、城壁の中に町があるってこんな感じなんだなー。この広場で市などが開かれたとか。



Img_1104




 撮影料を払っていざ!欧州の城って初めて見るのですが、なんとも重々しい感じがするのは総レンガ造りのせいでしょうか。オレンジ色の城内はずいぶん暗い感じ。でも部屋にはいると防寒は完璧ですごく暖かかったです。



 お次はカウナスの杉原千畝記念館に。

 第二次大戦中、ユダヤ人にビザを発行して彼らを救ったという外交官が住んでいた領事館がそのまま記念館になっています。住宅街の中のこじんまりとした建物です。夫人が植えたという桜の木がこんな西の国にあるなんてなあと不思議な感じ。まだまだ固い蕾でした。



Img_0207




 彼の行動は日本の外務省の訓令に反したものでした。こう、手放しで彼の善行を讃えるということには違和感があります。近年までその功績が日本で認められることもなく、また、外務省での名誉回復もつい最近のことだったはず。公務員としての倫理と人道という、ときに二律背反するものに直面したとき、自分ならどうするかと思いますし、その苦衷を自分の身に引き寄せるとすごく苦しくなります。

 「彼は素晴らしいことをした。」と言うのは簡単ですが、問いかけているものはすごく重いと思うのですよ。それを自覚しないとなーと自戒をこめて考えたり。賞賛は無責任ではありたくないなあ。



 このリトアニアでは聖母信仰が盛んなのだそうです。そういえば、マリア像よく見るなあ。

 パジャイスリス修道院は建物だけでなく、庭園の構成もすべてシンメトリーにつくられています。ソビエト連邦時代は、宗教が基本的に禁止されていたということで、倉庫に使われていたので、現在修復中です。

 パンフレットは喜捨という形で購入でした。



 さらに北上してクライペダを抜け、世界遺産に指定されているクルシュー砂州へ。

 途中、魔女の丘という、なんともおどろどろしいところに立ち寄りました。30年ほど前からかな、リトアニアの民話を元にした木造彫刻群が森の中に設置されてきたとか。巨人族のお話とか不思議な彫刻が続いたあと、今度は魔女や悪魔の彫刻群が。鬱蒼と茂った森の中でちょっと怖いけど愛嬌のある悪魔たちがカードゲームをしたり、舞踏会に紛れ込んで足を踏まれたりするなどおもしろいものがたくさんあります。耳がプロペラみたいに回って飛ぶ悪魔もいるそうで。なんか笑える。



Img_1198




 ここの魔女も箒に乗って空を飛ぶそうですが、このイメージって万国共通なんでしょうかね。

 砂州は長さ100キロに渡る長大なものです。この砂漠にドイツ系移民が松を植樹し、生活を営んだということですが、砂の威力はすさまじく、いくつも村が飲み込まれたとか。火事で植林されたところが延々と焼けてしまった跡や、デスバレーと呼ばれる谷やらほんと広大でした。

 霧が発生したのでバルト海が見えなかったのが残念だったなー。この砂州で遊んでいてすっころんで危うくデジカメ壊し掛けました……。



 さて、そんなこんなで国境越えです。

 その前に、十字架の丘へ。リトアニアは独立するまで、様々な国の支配下にありました。その圧制に抗戦した人々を偲ぶために誰と言うこともなく十字架が数々建てられたのが始まりとか。権力者によって何度も焼き払われたそうですが、それでも人々は十字架を建てることをやめなかったそうです。



Img_1241




 丘自体はすごく小さいですが、そこにびっしりと十字架が敷き詰められているのは圧巻です。また、この地方の十字架って独特なんっですねー。装飾が凝っているというか。木造なんですが、十字架に光輪のような飾りがついていたりします。きれいというよりすごいとしか言いようがないですね。



 国境は、EU加盟国ということもあってパスポートチェックもなくすんなりと通過ー。ラトビアに入国です。
posted by みなと at 20:50| Comment(0) | てくてく・北欧篇
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。