2007年04月05日

すたんーずほてほて その12。

えらい長くなりましたが、明日で終わる予定です、はい。(誰も読んでないと思うよ。)


〜ペンジケント篇〜




風邪でぶっ倒れましたが、ここだけは…とドーピングして、タジキスタンへの国境越えは決行しました。(周りが迷惑だろう。)



ウズベキスタンに比べると何となく閑散としています。車も少ない……。

何というか風景がウズベキスタンと随分違います。地続きの隣国同士のはずなんですが。



道の両側に田んぼや畑がずーっと拡がっているのは同じなのですが、タジキスタンはその先に4000mクラスの山脈が控えている所為でしょうね。ザラフシャン山脈とトゥルケスタン山脈です。

これらの山脈の雪解け水によって、タジキスタンは比較的水に恵まれているとか。

あの山脈の向こうがアフガニスタンになるんですかねえ…。複雑。芥子の持ち出しにあの山を越えるのかあ。



まず向かったのは、ルダーキ記念博物館です。ペンジケントから発掘されたものを中心に展示されています。

一番最初の部屋は、タジキスタンに棲息している動物の標本の山でかなりびびりましたが。だって天井まで届かんばかりに展示されてる猛獣類の標本ですよ。

なんだか小学校の展示室を思い出させる部屋の暗さも相俟って、怖…。



で、その次からは展示品とか、ソグド人の服飾図とか。

発掘の指揮をしたのが当時のソ連だったせいですかね、一番いい状態の壁画はエルミタージュ美術館に持っていかれたそうです。ここでは写真だけ。返せ。(と言っていたらキリがないんですよね、発掘品の所有権問題。)



それでも、ゾロアスター教のアフラ・マズダ(正義)とアーリマン(悪)の戦いの場面を描いた壁画は凄かったです。

なんか、世界史で言葉上では習っていても、そういった闘争を絵として表現しているものが残っていたなんて知らなかったので、感動してしまいました。横にものすごく長い壁画で保存状態も悪くない気がします、色が綺麗。



装身具なんかも凄いなあとショーケースに張り付いていたら、きました、写真とってくださいな。

えーと、構いませんが、貴女はここの職員さんでわ…お仕事いいのかなあと思いつつ、ぱちっと一枚。デジカメなのですぐに見てもらえるのは助かります。



そして本日のメイン、交易民族ソグド人の街、ペンジケント遺跡へ。



最高でした…来て良かった…!!

あ、えーと、人によっては何にもないやん、と失望すること請け合いな場所です。ほんとに何も無いです。



一見、芝生の生い茂る下に黄土色の土が剥き出しになっているだけなのですが、この土の部分、よく見ると日干し煉瓦が積み重ねられたものだと判ります。そういう視点で追っていくと、隆起している部分が家屋で、間に道があってと、街の基礎部分が見えてきますね。

なんか、悠久の時の流れに埋没していく都市を眺めているって気分になります。

シルクロード系の史跡って大概はこんなんだもん。保存の是非を問えるほど、みなとは歴史の持つ問題に密着してはいませんが、大抵はこうやって埋もれていくんだなあと。史跡で鬼ごっこをしている地元の子供を見て思いました。



またロケーションもいいんですよ。

トゥルケスタン山脈側(だと思う。)には赤色と緑がかった茶色が層を成した山があって、その前を大河が流れ、現在のペンジケントの街が広がっているんですよ。それらがペンジケント遺跡の背景に広がっているわけで。

すかーんと晴れ渡った空にほんとよく映えます。

反対側に眼をやれば、ザラフシャン山脈の最高峰が見えます。こちらの山嶺は雪をかぶって(万年雪ですかね。)岩肌が碧くて…。



みなとは大満足でした。ほんと来て良かったー。

帰りは途中でヤク切れ起こして再び発熱して皆様にご迷惑かけまくりでしたが。(ほんとにツアーでご一緒した方々、添乗員さんにガイドさん、すみません…。)
posted by みなと at 15:50| Comment(0) | てくてく・中央アジア篇
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